TwitterやInstagram、YouTubeやTikTokと見ない日はないというくらいSNSの文化が浸透してきました。住んでいる場所も顔も知らない友達がいるなんてもう普通のことになっていると思います。
また、感染症が広がって人と会う機会も減っていきました。そんな中でLINEでギフトを送って誕生日を祝うことができたり、簡単にギフトを贈ることができるようになってきました。
しかし、住所を知らない相手にギフトを贈ることができるので思いつくのはLINEギフトくらいだと思います。
それが自社ネットショップでも出来るなんてみなさんご存知ですか?
今回は自社のネットショップにそんな機能をつけられるShopifyアプリが登場したのでその比較をしていこうと思っています。
ギフト機能とは
相手の住所を知らなくても商品をプレゼントできる「ギフト機能」を自社のネットショップに追加できるShopifyアプリです。
お客さんはギフト決済を選択し、発行されたURLを相手に送るだけで商品をプレゼントすることが可能です。現代において住所は知らない友達がいる方も多いと思うので、この機能はお客様側にとってもお店側にとっても重宝します。
「贈る側」と「贈られる側」どちらも住所を相手に知られないように贈ることができます!
【比較表】SNSギフトとAnyGiftどちらがおすすめ?
お急ぎの方は以下の表をご覧下さい。
SNSギフト | AnyGift | |
---|---|---|
月額料金 | 無料 | 無料 |
手数料 | 3% | 3% |
導入のしやすさ | ◯ | ◯ |
表示ページ | カートページ | 商品ページ |
購入までの動線 | カートページでギフト設定を行った後に決済ボタンを押して購入 | 商品ページで「eギフトで贈る」を選択後カートへ進み購入 |
ギフト有効期限 | 自由に設定可能 | 6日後の23時まで |
その他機能 | ダッシュボード機能(ギフトの売上分析) 配送日指定が可能 ギフトに任意の注文管理タグを付与できる メールの設定が可能 熨斗(のし)やラッピング 配送システム連携 | 商品毎で使用するか切替可能 |
SNSギフトとAnyGiftのどちらがおすすめかというと、ストアの運営方針によって変わってきます。
SNSギフトは有効期限の設定や熨斗(のし)に対応していたりと機能性で強いです。
それに対してAnyGiftは導入のシンプルさとデザインのスタイリッシュさで強いという印象です。
SNSギフトとAnyGiftの共有点
どちらも月額費用無料で取引手数料が3%という導入しやすい料金設定になっております。
また、どちらのアプリも導入が簡単なので専門知識が不要です。
購入後に発行されるURLを相手に贈って、そのURLから住所を入力してもらう流れはどちらも変わりません。
SNSギフトとAnyGiftの比較ポイント
表示ページと表示位置
SNSギフトはカートページに表示するのに対して、AnyGiftは商品ページに表示することができます。
また、SNSギフトはブロックとして呼び出せるので表示位置を簡単に入れ替えることが可能となっています。
AnyGiftは表示位置が固定されています。コードを入力すれば表示位置を変えることができますし簡単ではありますが、コードを全く触ったことのない人にとっては表示位置を変えるのはハードルは高そうです。
購入までの導線
SNSギフトの動線として「ギフト設定」というボタンをクリックして「ギフトすることを希望しますよ」という設定を保存した後に決済ボタンをクリックして購入までに進む必要があります。初見の人にとってはこの「保存」という仕組みがよくわからない方も出てくるかもしれません。
AnyGiftは「eギフト設定」を選ぶとメッセージと贈り主名記入欄が出てくるのでここに記入をした後に決済に進めば完了となります。
その他機能の豊富さ
ギフトと言ってもただ贈るだけではなかったりします。
具体的にいうと熨斗(のし)をつけたかったり、ギフトラッピングもしてほしいという要望もあることが考えられます。そういった機能がどこまで備わっているのか。
有効期限設定
AnyGify有効期限は6日後の23:00までと固定となっているのに対して、SNSギフトは有効期限も細かく設定できるので、ギフトを贈れなかったというリスクを回避できるでしょう。
どちらのアプリも基本的には「ギフトの有効期限が切れたら贈り主の住所に配送する」という仕様なので、有効期限が切れてもストア側の売上的には問題ないですが、せっかくギフトを贈るのであればしっかりと贈り相手に届いてほしいものです。
配送システムとの連携
配送システムと連携をすでにしているストアさんは、商品が購入されたら自動で配送先住所が反映されたりなどの自動化がされていることと思います。
ギフト機能を使うと、購入者の住所=配送先住所ではないし、購入時に配送先の住所がわからないため、配送システムとの連携に不具合が起きる場合がございます。
なのでお使いの配送システムで対処をする必要があると思います。
しかしSNSギフトでは1クリックでその手間をクリアできます。現在対応している配送システムは「オープンロジ・シッピーノ・ロジレス」の3社ですが、この手軽さはかなりありがたいです。
AnyGiftは2022年4月現在アンケートを取っていたので随時対応予定だとは思いますが、現在は設定を確認する必要があります。
SNSギフト
「定期購買」や「まるっと集客」など人気のアプリをリリースしているハックルベリーさんが作っているアプリです。
SNSギフトでは細かい要望に対応できるような機能があります。
ギフトの有効期限設定が可能だったり、熨斗(のし)やラッピングに対応可能だったり、配送システムとの連携も問題ないです。
詳細はこちらの記事を見ていただければと思います。
AnyGift
開発会社はこちらのアプリが初のShopifyアプリではあるものの、リリース時にSNSで話題になりました。
AnyGiftの強みはシンプルな作りなので導入のハードルが低いことと、商品ページに表示されるので購入までの動線が綺麗なこと。デザインもシンプルでかわいいことです。
今後機能も増えてくるとは思いますが、2022年4月現在は商品毎にギフトの有効化設定ができることのみになっています。
詳細はこちらの記事を見ていただければと思います。